Home 老犬介護方法老犬・夜鳴き対策(円形サークル)

昼夜逆転、旋回運動による夜鳴きを軽減するには?

老犬介護で飼い主様が悩まれる症状のひとつが『夜鳴き』です。
特に都会では住宅が密集しているので、近隣住宅に愛犬の声が聞こえていないか?と心配されます。
ご近所から「犬の声がうるさくて眠れない」と苦情があるのも事実です。
夜鳴きにより飼い主様とそのご家族の睡眠時間が短くなり、体力的、精神的に追い詰められる方もいらっしゃいます。

老犬ホームでお預かりしていたワンコだけでなく
「愛犬が夜鳴きをして眠れない、近所からも苦情が来て困っている。どうすればいいか?」
と、問合せのメールが届いたことが何度もありました。

老犬の夜鳴きを全て改善することは難しいかも知れません。
ですが、軽減する方法はいくつか存在します。
その方法の一つを紹介いたします。

夜鳴きを少しでも軽減するには


  • 昼に起きて夜に寝るように体内時計を調整する
    ・日中に太陽光を浴びてセロトニンをつくり、夜メラトニンの分泌量が増えるようにする。
    ・身体が動くのなら日中に充分な運動をさせる。
方法がよいとされています。
しかし、仕事などの都合で1日中愛犬の側で世話をすることが不可能な方も多いのでは?
そこで留守中や夜間でも愛犬が怪我をすることなく、自由に動き回れる環境を作ることが大切です。


徘徊・旋回運動


認知症の症状の一つ徘徊。
昼夜問わず室内を動き回り、同じ方向に回り続ける『旋回運動』を行う犬が多くいます。
旋回運動を続けるうちにパニックになり、鳴き出してしまう犬は少なくありません。
鳴き出してしまう原因は、動きまわっているうちに角などに身体がはまってしまい、身動きが取れなくなってしまうからです
前にしか進めなくなり、角に頭を突っ込んでしまうと後ずさりできなくなった結果、パニックになって鳴いてしまうことがあるのです。

ならば、どのような対策が必要なのか?


昼に十分な運動ができるサークルを用意する


角がない円形のサークル等を使用し、思う存分、疲れるまで歩いてもらうのが一番ベストな方法です。 また素材も柔らかいのでえ愛犬が壁にぶつかっても怪我などせずに、疲れたらサークルの中で寝てくれるので安心です。

    昼にたっぷりと運動をしてもらうことにより
  • ・昼 → 起きる
  • ・夜 → 疲れて寝る

  • という生活リズムをとれると、体内時計が正常化し、夜間の睡眠時間が増してくれるので、夜鳴きが軽減する場合があります。
円形サークルは、老犬ホームでも実際に使用していていました。
お預かりしていたシニア犬の夜鳴きも、円形サークルを使用することにより軽減されました。

認知症による旋回運動をする犬には円形サークル等を一度試されることをおススメします。

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円形サークル・メッシュサークル









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